P0138 酸素センサーO2高電圧回路(B1S2)

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故障コードP0138:酸素センサー(O2)高電圧 – センサー2、バンク1

P0138コードとは?

故障コードP0138は、パワートレイン関連のOBD-II汎用コードです。エンジンバンク1の触媒コンバーター後方に位置する加熱式酸素センサー(HO2S)の異常高電圧を示しています。

この下流センサー(B1S2)は、上流センサーとの酸素レベルを比較することで触媒の効率を監視します。P0138コードは、エンジン制御モジュール(ECM)が2分以上にわたりセンサー電圧が999mVを継続的に超えることを検出した際に作動します。

P0138故障の症状

  • 故障警告灯(MIL/チェックエンジン)の点灯
  • 目立った症状が現れない場合が多い
  • 燃費が若干悪化する可能性
  • 場合によってはエンジン回転数が不安定

P0138コードの主な原因

電気系統の問題

  • O2センサー信号回路の短絡
  • 電線の損傷や絶縁被覆の溶融
  • コネクターの酸化や腐食

機械的故障

  • 酸素センサーの不具合または経年劣化
  • 過度な高燃料圧力
  • センサー接地回路の問題

診断と解決方法

予備確認手順

  1. コネクターと配線の状態確認
  2. センサーの外観損傷検査
  3. 診断ツールを使用したリアルタイムデータ読み取り

修正処置

  • 不具合のあるO2センサーの交換(最も一般的な解決策)
  • 損傷配線の修復または交換
  • 腐食した電気コネクターの清掃
  • 必要に応じた燃料圧力の確認と調整

よくある質問

P0138コードが出ても運転可能ですか?

緊急的な移動は可能ですが、触媒コンバーターへの悪影響を防ぐため早期診断を推奨します。

修理費用はどのくらいですか?

O2センサーの交換費用は車種により通常15,000円から40,000円程度です。

まとめ

P0138コードは一般的に電気系統の問題または酸素センサーの故障を示しています。部品交換前には正確な原因特定のため専門家による診断が推奨されます。配線とコネクターの検査は常に最初のステップとして実施すべきです。

この故障コードでお困りですか? 正確な診断と信頼性のある修理のため、認定整備士への相談をお勧めします。

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