P1121 KIA 考えられる原因
- スロットル位置センサーの故障
- スロットル位置センサーの配線が断線または短絡している
- スロットル位置センサー回路の電気接続不良
KIA P1121コードの修理方法
まず上記の「考えられる原因」を確認してください。該当する配線ハーネスとコネクターを目視点検します。損傷した部品をチェックし、コネクターピンの破損、曲がり、押し込み、腐食を探してください。
コードが検出される条件
実際の値と計算値の差がしきい値を超えた場合、ECMが故障と判断しDTCが設定されます。
考えられる症状
エンジン警告灯の点灯(または間もなく点灯するエンジン警告灯)
P1121 KIA 意味
スロットル位置センサー(TP)はスロットルバルブの開度を測定し、スロットルボディ側面に取り付けられスロットルブレードシャフトに接続されています。TPセンサーの抵抗値はスロットルブレード軸の位置に応じて変化します。TPセンサーにはスロットル位置に応じて抵抗値が変化するポテンショメーターが内蔵されています。エンジン制御モジュール(ECM)はTPセンサーに5Vの基準電圧を供給します。ECMはTPセンサー両端の電圧を読み取り、スロットル位置に変換します。加速時にはTPセンサーの抵抗値が減少し、減速時には抵抗値が増加します。ECMはTPセンサー信号を使用して燃料噴射のタイミングとパルス幅を調整します。TPセンサー信号とMAFセンサー信号はECMによるエンジン負荷計算に使用されます。ECMはスロットル開度情報を、アイドリング状態、部分負荷状態、全開状態、アンチジャダー状態などのエンジン状態検出や、加速時の燃料リッチン補正に利用します。