よくある症状
- 🚩 始動不良(特に寒冷時・湿気が多い時)
- ⚠️ エンジンの振動 またはアイドリング時の失火
- ⚡ 燃焼異常(ミスファイア)
- 💡 エンジン警告灯(ESP/チェックエンジン) 点灯
- 📉 燃料消費量の増加
考えられる原因
- グロープラグの故障(シリンダー3):内部不良または規定外の抵抗値
- 電気系統の問題:
- 配線の損傷/酸化/短絡(コントロールモジュールと3番グロープラグ間)
- コネクターの緩みや腐食
- 制御モジュール(GPCM)の不具合:シリンダー3を制御する回路の故障
- グロープラグリレーの故障:回路への給電不能
- ヒューズの断線:グロープラグ電源回路内
推奨診断方法
- 3番グロープラグの抵抗値確認(標準値:0.1–2 Ω)。無限大の抵抗値=グロープラグ故障
- 配線の目視検査:シリンダー3回路の焼損、断線、腐食の有無を確認
- 電源テスト:マルチメーターを使用し、始動時のグロープラグ端子電圧を確認
- リレーとヒューズの確認:正常作動の確認
- GPCMモジュールのスキャン:関連故障コード(例:P138A, P138B, P138D)の有無を確認
⚠️ 重要:故障したグロープラグは制御モジュールを損傷する可能性があります。両方のテストを必ず実施してください!
修理方法
- 3番グロープラグの交換(平均価格:2,000–8,000円/本)
- 損傷した配線/コネクターの修復
- GPCMモジュールまたはリレーの故障時交換
知っておくべき情報
- 故障したグロープラグでの連続強制始動はエンジン損傷(早期磨耗、カーボン堆積)の原因となります
- 修理後は警告灯消去のためECUのリセットを実施してください
必要な工具をお持ちでない場合は、ディーゼル専門の整備工場にご相談ください!🔧