コードP1369 – エンジン温度センサーの故障

コードP1369の説明

診断コードP1369（DTC）は、エンジン温度警告灯の故障を示します。このコードは通常、車載コンピューターシステムがエンジン温度センサーまたは関連回路に問題を検出したことを意味します。エンジン温度センサーは、エンジン冷却液の温度を監視し、この情報をエンジン制御モジュール（ECM）に送信し、エンジンが最適な温度範囲で作動することを保証する役割を担っています。

P1369の一般的な原因

注記：以下に示す原因は、潜在的な問題の完全なリストではない可能性があり、他の原因が存在する場合もあります。

1. エンジン温度センサーの故障
2. エンジン温度センサーに関連する配線またはコネクターの問題
3. ECMソフトウェアの誤作動
4. サーモスタットやウォーターポンプの故障などの冷却システムの問題
5. エンジン温度センサーに関連するヒューズやリレーの焼損などの電気的問題

P1369の症状

1. エンジン温度計が変動する、または作動しない
2. エンジン警告灯が点灯する
3. エンジンの過熱または高温化
4. 燃費の悪化
5. エンジンの失速または不規則なアイドリング

P1369の問題解決方法

1. 診断ツールを使用してDTCを読み取り、エンジン温度センサーの測定値を確認して問題を診断します。
2. エンジン温度センサーに関連する配線とコネクターを検査し、損傷や腐食がないか確認します。
3. エンジン温度センサーの正常な動作をテストし、必要に応じて交換します。
4. サーモスタットやウォーターポンプなど、問題の原因となる可能性がある冷却システムのコンポーネントを点検・修理します。
5. DTCを消去し、問題が解決したことを確認するために車両をテストします。