コードP0422は、メインキャタライザー(バンク1)の効率がメーカー仕様で要求される閾値を下回っていることを意味します。
🔍 コードP0422の解説
- 汎用OBD-IIコード:OBD-II対応全車種に適用されますが、原因/修理方法はブランドによって異なる場合があります。
- キャタライザー効率不良(バンク1):PCM(パワートレイン制御モジュール)が、キャタライザー出口のガスが入口と非常に類似していることを検出しました。これはキャタライザーが汚染物質(HC、CO、NOx)を効果的に変換しなくなったことを意味します。
- バンク1 = 1番シリンダーがあるエンジン側。
⚠️ コードP0422の症状
- チェックエンジン灯が点灯、
- 排出ガス汚染物質の増加、
- 場合によっては:燃料消費量の増加またはエンジンパフォーマンスの低下、
- 排ガス検査(車検)不合格。
🔧 考えられる原因
- キャタライザーの故障または磨耗(非常に一般的)、
- 下流酸素センサー(キャタライザー後)の故障または誤読、
- 以下による異常な空燃比:
- インジェクターの問題、
- エアフローメーター(MAF)の問題、
- 吸入エア漏れ、
- 点火不良、
- スパークプラグ、フィルター、またはイグニションコイルの不良、
- 品質の低い交換用キャタライザーの使用(トヨタ、スバルなどで非常に頻発)、
- キャタライザーの前または周辺の排気漏れ。
🛠️ 考えられる解決策
1. 根本的な問題の診断
- OBD-IIスキャナー:下流酸素センサーが(上流センサーのように)速く変化しすぎていないか確認、
- キャタライザー前の排気漏れの有無を確認、
- 酸素センサーの状態と応答を確認。
2. エンジン状態の確認
- エンジンが最適に作動していることを確認:空燃比、点火、圧縮など。
- チューニングを実施:スパークプラグ、イグニションコイル、インジェクター、フィルター。
3. キャタライザーの交換
- キャタライザーが実際に故障している場合:
- 純正(OEM)または認証済みのキャタライザーと交換(特にトヨタ/スバル)、
- 車両が敏感な場合は「ユニバーサル」タイプや安価なモデルは避ける。
✅ 結論
コードP0422は、キャタライザーが本来の役割を果たせなくなったことを示しています。交換する前にエンジンが正常に作動していることを確認してください。そうしないと、新しいキャタライザーもすぐに故障する可能性があります。