2027年型レンジローバースポーツSVに中央排気仕様を確認
自動車メーカーのランドローバーが、レンジローバーシリーズの全面的な刷新を進めている。最近公開されたプロトタイプ写真から、2027年発売予定の新型「レンジローバースポーツSV」に中央排気マフラーを採用することが明らかになった。この排気システムの変更は、既存の4.4リッターV8エンジンのさらなるパワーアップを示唆している。
ポルシェを彷彿とさせる排気レイアウト
新型スポーツSVの最大の特徴は、リアバンパー中央に配置されたデュアル排気マフラーだ。このレイアウトは高性能スポーツカーでよく見られる設計で、特にポルシェのモデルとの類似性が指摘されている。従来モデルでは左右に分かれていた排気管を中央集約したことで、よりスポーティーな印象を与えるデザインとなっている。
エンジンパフォーマンスの向上に期待
現行のSVモデルは4.4リッターV8エンジンを搭載し、626馬力を発生。0-100km/h加速は約3.5秒という驚異的な性能を誇る。新型ではこのエンジンがさらにチューニングされ、出力向上が見込まれている。中央排気への変更は、排気効率の改善を通じてエンジンパフォーマンスを高める意図があると推測される。
スーパーSUV市場での競争激化
高級SUV市場では、ランボルギーニ・ウルスやポルシェ・カイエンなどのスーパーSUVがしのぎを削っている。レンジローバーはオフロード性能とラグジュアリー性で定評があるが、新型スポーツSVではよりスポーティーな性格を強調し、市場での差別化を図る方針と考えられる。
現在テスト中のプロトタイプはまだ詳細がベールに包まれているが、2027年の発売に向けてさらなる情報が明らかになることが期待される。ランドローバーの挑戦は、高性能SUVの定義をさらに進化させる可能性を秘めている。