電動化で進化するAMGのスーパースポーツセダン
メルセデス・ベンツの高性能部門であるメルセデスAMGは、フル電動化される新型「GT 4ドア」のインテリアイメージを初めて公開しました。公開された画像からは、従来のAMGが培ってきたスポーツ性を基盤としながら、電動化時代にふさわしい先端的なデジタル技術が駆使されたコクピットが明らかになりました。これは、同社の高性能電動車ラインアップ「AMG.EAプラットフォーム」の方向性を具現化する最初のモデルとなることを示しています。
ドライバー中心のハイパースクリーンが支配する空間
インテリアの最大の特徴は、ダッシュボード全体を覆う大型のハイパースクリーンです。この一体型ディスプレイは、運転席から中央部までをシームレスに繋ぎ、あらゆる車両情報とエンターテインメント機能を集約しています。画面にはAMG専用のグラフィックユーザーインターフェース(UI)が採用され、パワートレインの状態やバッテリー残量、回生ブレーキの設定など、電動パフォーマンスカーならではのデータを瞬時に視覚化します。従来のアナログ計器は姿を消し、全てがデジタルディスプレイ上で管理される、極めて未来的な運転環境を構築しています。
素材と機能性が融合したAMGらしいスポーティズム
先端技術だけに偏らない点もAMGらしさです。シートには軽量かつ高い保持性を誇るパフォーマンスシートが採用され、本革とマイクロファイバーの組み合わせなど、高級感と機能性を両立させています。スポーティなマルチファンクションステアリングホイールや、中央コンソールには直感的に操作可能な専用のドライブモードセレクターが配置され、サーキット走行から日常使用まで、ドライバーの意図を迅速に車両に伝えるためのインターフェースが充実しています。室内照明には先進的なアンビエントライトが組み込まれ、運転モードに連動して色が変化するなど、情緒的な演出も忘れません。
電動パワートレインを見据えた設計思想
この新型GT 4ドアは、メルセデスが独自開発する専用の電動車プラットフォーム「AMG.EA」上に構築されます。インテリアの設計も、静粛性が高く、瞬時に最大トルクが得られる電動パワートレインの特性を最大限に引き出すために最適化されています。情報表示の在り方や、ドライバーとのコミュニケーション方法は、内燃機関車両とは一線を画するものとなるでしょう。メルセデスAMGは、電動化によって失われることのない、いやむしろ増幅される「感情を揺さぶる運転体験」の提供をこのインテリアを通じて宣言したのです。