SEMAを席巻したMoparの新コンセプト
ラスベガスで開催された世界最大級のカスタムカーショーSEMAにおいて、Moparは新型ダッジチャージャーSixpackコンセプトを披露しました。V8エンジンの将来が不透明になる中、この6気筒エンジン搭載セダンはカスタマイズの新たな可能性を示す存在として注目を集めています。特徴的なストライカーパープルのボディカラーと、Moparならではのチューニングが施されたこのコンセプトカーは、市販モデルよりも高いパフォーマンスと独自の排気音を実現しています。
独創的なデザインと性能向上
ボディには専用のエアロパーツが装着され、スポーティーでありながらエレガントな印象を与えるデザインとなっています。ホイールは軽量なフォージドホイールを採用し、ブレーキシステムも強化されています。インテリアにはアルカンターラと本革を組み合わせたシートや、専用の計器類が装備され、ドライバー志向の作り込みが特徴的です。
パワートレインの進化
直列6気筒エンジンにはMopar製の専用チューニングパーツが組み合わされ、出力とトルクが大幅に向上しています。エキゾーストシステムはカスタムメイドのものを採用し、深みのある排気音を実現。トランスミッションやサスペンションにも専用設定が施され、全体的なバランスが最適化されています。
カスタムカーの新たな方向性
このコンセプトカーは、現代的な6気筒エンジンであっても十分な個性と性能を発揮できることを証明しています。環境規制が厳しくなる中で、メーカー公認のカスタマイズという新たな選択肢を示した点でも意義深いモデルと言えるでしょう。従来のV8エンジンに代わる、新時代のパフォーマンスモデルとしての可能性を感じさせる一台です。