新型シボレー・コルベットZ06およびZR1が、ゼネラルモーターズによる自主回収および販売停止命令の対象となっています。その理由は、給油時の潜在的発火リスクです。
回収対象となるモデルは？
この安全性問題は特に以下の北米モデルに影響します：2023年から2026年モデルイヤーのシボレー・コルベットZ06、ならびに2025年および2026年モデルのコルベットZR1です。標準仕様のスティングレイおよびE-Rayは現時点では対象外です。
問題の原因は？
特定された欠陥は、車両左側に位置するラジエーター/ファンコンビネーションに関するものです。燃料キャップの開口部に過剰なガソリンがこぼれた場合、ファンが燃料蒸気をエンジンの点火源に向けて拡散させる可能性があり、「外部燃焼」つまり火災のリスクを生じさせます。
GMからの即時安全勧告
修正措置が利用可能になるまでの間、ゼネラルモーターズは所有者に対し、オーナーズマニュアルの給油指示を厳密に遵守するよう強く要請しています：
- 給油ノズルが燃料パイプに完全に挿入されていることを常に確認してください。
- 給油ポンプの自動停止後の「満タン」給油は絶対に行わないでください。
- 給油中は常に車両のエンジンを切ってください。
給油ポンプの自動停止後の「追い給油」は、燃料を意図されていない経路に送り込む可能性があるため、強く推奨されません。
対策と提供時期は？
最終的な解決策として、シボレー販売店が「こぼれた燃料を迂回させるインサートまたはシールド」を設置することになります。ただし、この修理に必要な部品はまだ利用可能ではありません。GMは対象となる未販売新車に対する販売停止命令を確認しました。
ゼネラルモーターズの公式声明
同社広報担当者は次のように述べています：「ゼネラルモーターズは、給油中の燃料溢れの問題を解決するため、特定モデルを自主回収します。これは稀な事象であり、欠陥のあるガソリンスタンドの給油ポンプが寄与因子であると思われます。お客様の安全は私たちの最優先事項です。」