キャデラックCT4/CT5が2026年に生産終了、次期モデルは新型エンジン搭載

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キャデラックセダンのモデルチェンジ計画が明らかに

ゼネラルモーターズ傘下の高級車ブランド、キャデラックが現在展開しているCT4およびCT5のセダンモデルが、2026年モデルイヤーを以って生産を終了することが決定しました。この情報は同社のジョン・ロス副社長によって確認され、ブランドの製品ラインアップにおける重要な転換点となることが示唆されています。

ブラックウィング性能モデルもラインナップから消える

生産終了の対象には、高性能バージョンとして展開されているブラックウィングモデルも含まれています。CT4-V ブラックウィングとCT5-V ブラックウィングは、それぞれのクラスにおいて最高のドライビングパフォーマンスを提供するモデルとして高い評価を得てきました。これらのモデルの消滅は、自動車愛好家にとって大きな衝撃となるでしょう。

次期CT5は新型内燃機関を搭載

一方で、キャデラックは北米市場向けに新型CT5の開発を進めていることも明らかにしました。特に注目すべきは、この新型モデルが「次世代内燃機関」を搭載するという点です。これは、自動車業界全体が電動化へと急速にシフトしている中で、ガソリンエンジンの進化を追求するというキャデラックの戦略的方向性を示しています。

製品ポートフォオリオの再構築が進行中

キャデラックは近年、電気自動車への移行を積極的に推進しており、リリックやセレスティックなどのEVモデルを市場に投入しています。しかしながら、今回の発表は、すべての市場において完全な電動化が直ちに実現するわけではないことを示しています。特に北米市場では、従来型のパワートレインに対する需要が依然として存在していることが窺えます。

自動車業界の変革期において、各メーカーは地域ごとの市場特性や顧客ニーズに応じた製品戦略が求められています。キャデラックの今回の決定は、電動化の流れと内燃機関の進化を並行して追求するという、現実的なアプローチを反映していると言えるでしょう。

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