症状
コードの重大度
ニュートラル安全スイッチはトランスミッション範囲センサーの一部であるため、車両はどのギア位置でも始動可能になり、PCMがトランスミッションを「リンプモード」に強制します。このモードでは、特に完全停止からの発進時に明らかな出力不足が生じます。
このコードが存在する場合、車両が駆動状態で始動し始動時に移動する可能性があるため、深刻な安全性の問題が生じます。この問題は直ちに修正する必要があります。
原因
このコードが設定される潜在的な原因は以下の通りです:
- トランスミッション範囲センサー「B」の故障
- トランスミッション範囲センサー「B」の調整不良
- トランスミッション範囲センサーの配線の断線または短絡
- PCMの故障
診断と修理手順
このコードが設定される可能性がある条件は2つあります:
条件 #1 – 車両始動時にPCMがドライブまたはリバースを検出
条件 #2 – PCMがパーキングまたはニュートラルを検出し、以下の条件が10秒以上継続:
スロットル位置が5%以上
エンジントルクが50ft-lb以上
車速が20mph以上
経験上、このコードは四輪駆動トラックで最も一般的で、「4WD使用時」に範囲センサーや配線に損傷が生じた場合に発生します。PCMの故障がこのコードの原因となることは極めて稀です。このコードの診断は非常に簡単です。駐車ブレーキを必ずかけてください。
まず範囲センサーと配線の詳細な目視検査から開始します。見つかった損傷を修理してください。車両がリバース/ドライブで始動しますか?始動する場合は、範囲センサーを外してリバース/ドライブで再始動を試みてください。それでも始動する場合は、配線の短絡を疑ってください。始動しない場合は、範囲センサーの故障または調整不良を疑ってください。
関連するトランスミッション範囲センサーコード:P2800、P2802、P2803、P2804