このDTCの深刻度は？
記録されたP2282コードには、おそらく重大な運転症状が伴います。コードが記録される原因となった状態は、できるだけ早く修正する必要があります。
コードの症状は？
故障コードP2282の症状には以下が含まれます：
- エンジン性能の大幅な低下
- 加速時にエンジンが停止する可能性
- 加速時のバックファイア発生
- P2282に伴う不点火コード
一般的な原因は？
原因
には以下が含まれます：
- インテークマニホールド周辺の重大な真空漏れ
- MAPまたはMAFセンサーの故障
- インテークマニホールドガスケットの不良
- PCMまたはプログラミングエラー
P2282のトラブルシューティング手順は？
P2282コードを診断するには、診断スキャナー、デジタル電圧/抵抗計（DVOM）、および車両固有の診断情報源が必要です。
車両情報源を使用して、年式、メーカー、モデル、エンジンサイズ、記録されたコード、表示された症状に一致するサービス技術情報（TSB）を特定できれば、有用な診断情報が得られる可能性があります。
エンジンは正常作動状態で、十分な真空を発生できる必要があります。
まずインテークマニホールド周辺を詳細に検査し（エンジン作動中）、真空漏れの兆候を確認してください。P2282コードを記録させるほどの真空漏れは、エンジン作動中に明らかになる可能性が高いです（EGRバルブとPCVバルブも忘れずに）。
MAFコードがP2282に伴う場合は、MAFセンサーのホットワイヤーを注意深く検査し、不要な堆積物がないか確認してください。堆積物がある場合は、メーカーの推奨に従ってMAFセンサーを清掃してください。自動車メーカーが特推奨していない化学薬品や清掃方法は使用しないでください。
スキャナー（車両の診断コネクターに接続）を使用して、すべての記録コードと関連するフリーズフレームデータを取得します。コードを消去する前にこの情報を記録し、PCMが準備モードになるかコードが再設定されるまで試運転することをお勧めします。
この時点でPCMが準備モードに入る場合、コードは断続的であり、診断がはるかに困難になる可能性があります。その場合、正確な診断が行えるようになるまで、コード記録の原因となる状態が悪化する必要があるかもしれません。
ただし、コードが直ちに再設定される場合は、診断の次のステップとして、車両情報源から診断フローチャート、コネクタピン配置図、コネクタ正面図、部品テスト手順/仕様を参照する必要があります。
エアインテークホースが完全でエンジンが正常作動状態の場合、メーカー仕様に従ってDVOMを使用してMAFおよびMAPセンサーをテストしてください。両センサーが機能する場合は、電圧降下法を使用してシステム回路をテストします。
記録されたP2282コードは通常、故障したインテークマニホールドまたはスロットルボディガスケットを修理することで修正されます。