P2084 排気ガス温度センサーEGT回路範囲/性能、バンク1センサー2

投稿者:

症状

チェックエンジンランプが点灯し、コンピューターがP2084コードを記録します。他に目立った症状は現れません。

潜在的な原因

このDTCの原因には以下が含まれます:

  • 緩んでいる、または腐食したコネクターや端子(よくあるケース)
  • 断線や絶縁被覆の損傷によるアース短路
  • センサー自体の故障
  • EGT対策なしで取り付けられたキャットバック排気システム
  • コンピューターの故障(可能性は低い)

P2084修理手順

  • 車両をリフトアップしセンサーを特定。このコードはバンク1センサー(1番気筒側)を指し、排気マニホールドと触媒コンバーターの間(ディーゼル車の場合はDPF前)に位置。2ピンコネクターで酸素センサーと形状が異なり、ターボ車ではターボ排気入口側に設置。
  • コネクターの腐食・緩みを点検。配線を辿ってハーネスコネクターも確認。
  • 絶縁被覆の欠損や露出導体によるアース短路の痕跡を調査。
  • コネクターを外しEGTセンサーを撤去。テスターで端子間抵抗を計測(正常値:約150Ω)。50Ω未満の場合は交換要。
  • ドライヤーやヒートガンでセンサーを加熱しながら抵抗値を監視。温度上昇で抵抗減少、冷却で増加しない場合は交換。
  • ここまで異常が無い場合、キーON状態でハーネス側の電圧を計測。コネクターに5Vが確認できない場合はECU交換要。
    別要因として、キャットバックシステムへの触媒コンバーター交換が挙げられます。多くの州では違法行為であり高額罰金の対象。大気汚染防止のため、当地の法規制を必ず確認してください。

修理完了前なら、電子部品店で2.2Ω抵抗を購入しコードリセット可能。EGTセンサーを取り外し、エンジン側コネクターに抵抗を接続して絶縁テープで固定すれば、ECUはEGTが正常作動していると認識します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です