症状
チェックエンジンライトが点灯し、コンピューターがコードP2032を記録します。他の症状は容易に認識できません。
潜在的な原因
原因
このDTCの原因には以下が含まれます:
- 緩んでいる、または腐食したコネクターや端子(よくあるケース)
- 断線や絶縁不良によるアース短路
- センサーの故障
- EGT対策なしのキャットバックエキゾーストシステムの取り付け
- 可能性は低いが、コンピューターの故障
P2032修復手順
車両を持ち上げてセンサーを特定します。このコードはバンク1センサー(1番気筒側)を指し、エキゾーストマニホールドとコンバーターの間(ディーゼル車の場合はDPF前)に位置します。2線式プラグで酸素センサーとは形状が異なります。ターボ車ではターボ排気入口側に設置されています。
コネクターの腐食や端子緩みを点検。配線を辿ってコネクターも確認。
絶縁被覆の損傷や露出線によるアース短路の痕跡を調査。
コネクターを外しEGTセンサーを撤去。テスターで端子間抵抗を測定。正常なEGTは約150Ω。50Ω未満の場合はセンサー交換。
ドライヤーやヒートガンでセンサーを加熱しながら抵抗値を監視。加熱で抵抗減少・冷却で増加しなければ交換。
ここまで正常ならキーオン状態で配線側電圧を測定。コネクターに5Vが確認できなければECU交換。
このコードが記録される別要因として、キャットバックシステムへの触媒コンバーター交換が挙げられます。多くの州では違法行為で高額罰金の対象となります。大気汚染防止のため、当地の法規制を必ず確認してください。
暫定処置として電子部品店で2.2Ω抵抗を購入。EGTセンサーを取り外し、エンジン側コネクターに抵抗を接続し絶縁テープで固定。これでECUはEGTが正常作動していると認識します。