P1164 – 空燃比センサー1のレンジ/性能の問題

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P1164 考えられる原因

  • エア燃料比センサー1の故障
  • エア燃料比センサー1のハーネスが断線または短絡している
  • エア燃料比センサー1回路の電気的接続不良
 

コードP1164の修理方法は?

まず上記の「考えられる原因」を確認してください。該当するケーブルハーネスとコネクターを目視で点検します。損傷した部品を探し、コネクターピンの破損、曲がり、押し込み、腐食がないか調べてください。

 
 

コードが検出される条件

A/Fセンサー(センサー1)ヒーターに電源が供給されている際に、素子が作動しないか、エンジン制御モジュール(ECM)の端子電圧が設定値以下で一定時間以上継続した場合、不具合が検出されコードが記録されます。

考えられる症状

  • エンジン警告灯の点灯(またはまもなく点灯する予告)
 

P1164 意味

エア燃料比(A/F)センサー1は排気システムに設置され、排気ガス中の酸素濃度を検出します。A/Fセンサーは出力電圧をエンジン制御モジュール(ECM)に送信します。センサー素子用の加熱素子がA/Fセンサー(センサー1)内に組み込まれており、ヒーターに流れる電流を制御することで作動し、酸素濃度検出の安定化と高速化のためにセンサーを加熱します。拡散層を通じて供給される酸素量が制限されるため、素子電極に印加される電圧が特定範囲に達すると電流増加が安定します。現在の電流値は排気ガス中の酸素濃度に比例するため、電流値を測定することで空燃比を検出します。ECMは設定目標空燃比と検出された空燃比を比較し、燃料噴射タイミングを制御します。
A/Fセンサー(センサー1)の電圧が低い場合、空燃比はリーン状態であり、ECMはA/Fフィードバック制御を使用してリッチ指令を出力します。A/Fセンサー(センサー1)の電圧が高い場合、空燃比はリッチ状態であり、ECMはA/Fフィードバック制御を使用してリーン指令を出力します。

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