P1145 INFINITI 考えられる原因
- インテークバルブタイミングコントロールバルブ作動不良
- インテークバルブタイミングコントロールバルブの配線断線または短絡
- インテークバルブタイミングコントロールバルブ回路の接続不良
- クランクシャフト位置センサー不良
- カムシャフト位置センサー不良
INFINITI P1145 診断コードの修理方法
まず上記の「考えられる原因」を確認してください。該当する配線ハーネスとコネクターを目視点検します。損傷した部品や、コネクターピンの破損、曲がり、押し込み、腐食がないか調べてください。
技術メモ
インテークバルブタイミングコントロールバルブは油圧を使用してタイミングを制御するため、汚れたオイルはバルブの固着や作動不良を引き起こす可能性があります。バルブを交換する前に、エンジンオイルとオイルフィルターを交換し、エンジン診断コードをリセットしてください。
診断コード検出条件
目標角度と位相制御角度に差異が生じた場合、バルブは作動を停止し、ECMがP1145コードを記録します。
考えられる症状
- エンジン警告灯の点灯(または間もなく点灯する旨の表示)
- エンジンパワーの低下/喪失の可能性
- エンジンアイドリング不調の可能性
P1145 INFINITI コード意味
この機構は、インテークバルブの作動角を連続的に油圧制御します。
エンジン制御モジュール(ECM)は、クランクシャフト位置、カムシャフト位置、エンジン回転数、エンジン冷却液温度などの信号を受信します。その後、ECMは運転状態に応じてインテークバルブタイミングコントロールバルブにON/OFFのパルス信号を送信します。これにより、低速/中速域でのエンジントルク向上と高速域での出力向上のために、インテークバルブの開閉タイミングが制御されます。
インテークバルブタイミングコントロールバルブは、インテークバルブタイミングコントロールユニットを通るオイル流量と流向を変更するか、オイル流を停止します。パルス幅が長いとバルブ角度が進み、短いと遅れます。ONとOFFのパルス幅が等しくなると、ソレノイドバルブは油圧流を停止し、インテークバルブ角度を制御位置に固定します。