P1118 – エンジン冷却液温度信号が高範囲外

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P1118 考えられる原因

  • エンジン冷却液温度センサー(ECT)の故障
  • エンジン冷却液のレベル低下
  • エンジン冷却液温度センサー(ECT)配線の断線または短絡
  • エンジン冷却液温度センサー(ECT)電気回路の接続不良
  • エンジン冷却液サーモスタットの故障

コードP1118の修理方法

まず上記の「考えられる原因」を確認してください。該当する配線ハーネスとコネクターを目視点検します。損傷した部品をチェックし、コネクターピンの破損、曲がり、押し込み、腐食がないか調べてください。

考えられる症状

エンジン警告灯の点灯(または間もなく点灯するエンジン警告灯)

P1118の意味

エンジン冷却液温度センサー(ECT)には、温度に応じて抵抗値が変化する半導体素子(サーミスタ)が内蔵されています。ECTセンサーはエンジン前部左側シリンダーヘッドに取り付けられています。ECTセンサーには信号回路とアース回路があります。PCMはセンサーの信号回路に電圧(約5.0ボルト)を印加します。PCMはセンサーの抵抗値変化によるこの電圧の変動を監視し、エンジン冷却液の温度を判定します。
エンジン冷却液が冷たい場合、センサー(サーミスタ)の抵抗値は高く、PCMの信号電圧はセンサーを通じてアースにわずかに低下します。PCMは高い信号電圧(低温)を検出します。エンジン冷却液が熱い場合、センサーの抵抗値は低く、信号電圧はさらに低下します。これによりPCMは低い信号電圧(高温)を検出します。

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