コードP138D:グローププラグ回路/性能問題(シリンダー4)

投稿者:

よくある症状

  • ❄️ 寒冷時の始動困難(始動までエンジンが長く回る)
  • 🚗 アイドリング不安定 または始動時の振動
  • 点火ミス(特に冷間時)
  • 💡 エンジン警告灯(チェックエンジン/ESP)点灯
  • 📉 排気管からの白煙(未燃焼燃料)

考えられる原因

  1. 🔧 グロープラグ不良(シリンダー4):内部故障(80%の事例)
  2. 🔌 シリンダー4回路の電気的問題
    • GPCMとプラグ間の断線/酸化
    • コネクターの不具合または腐食
  3. 💻 制御モジュール(GPCM)の故障:シリンダー4専用回路の不具合
  4. ⚡ 電源供給不良
    • グロープラグリレー不良
    • ヒューズ焼損(ヒューズボックスの確認)

段階的な診断方法

  1. 📏 4番プラグのテスト
    • コネクターを外す
    • マルチメーターで抵抗値を測定:
      • 正常値:0.1〜2Ω(メーカー指定値を確認)
      • 無限大抵抗=プラグ寿命
    • 代替法グロープラグテスターを使用(赤く発光=正常)
  2. 🔍 配線の点検
    • GPCMからシリンダー4までの配線を追跡
    • 焼損断線腐食の有無を確認
  3. 🔋 電源供給の確認
    • 始動時のプラグ端子間電圧をテスト(2〜10秒間で約10〜12V必要)
  4. 🧩 GPCMとリレーの確認
    • 診断ツールで関連故障コードをスキャン(例:P138A, P138B, P138C)
    • リレーのテスト(作動音+導通確認)

推奨修理方法

不良箇所 処置 平均費用
4番プラグ不良 プラグ交換 2,000〜8,000円
配線損傷 配線/コネクター修理 5,000〜15,000円(工賃)
GPCM故障 モジュール交換 15,000〜40,000円(部品代)
リレー/ヒューズ不良 部品交換 1,000〜4,000円

⚠️ 重要

  • プラグ不良時に無理な始動は絶対行わない→GPCM損傷の危険!
  • 10万km以上走行車はプラグをセット交換(連続故障防止)
  • 修理後はECUリセットを実施(診断ツール使用)

避けるべきよくある誤り

  • コネクター防水性の軽視(酸化原因)
  • 交換後のGPCMキャリブレーション忘れ(再プログラミング必要)

ℹ️ プロのアドバイス:複数のP138xコード(例:P138C + P138D)が表示される場合、故障原因はプラグではなくGPCMまたはリレーの可能性が高い!

診断が難しい場合はディーゼル専門整備工場に相談🔧。専用診断ツール(Delphi, Snap-on等)が必須となる場合が多い!

出典:メーカーデータ(PSA, Renault, VAG)、WSM、ETKA

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です