コードP138C:グローププラグ回路/性能の問題(シリンダー3)

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よくある症状

  • 🚩 始動不良(特に寒冷時・湿気が多い時)
  • ⚠️ エンジンの振動 またはアイドリング時の失火
  • 燃焼異常(ミスファイア)
  • 💡 エンジン警告灯(ESP/チェックエンジン) 点灯
  • 📉 燃料消費量の増加

考えられる原因

  1. グロープラグの故障(シリンダー3):内部不良または規定外の抵抗値
  2. 電気系統の問題
    • 配線の損傷/酸化/短絡(コントロールモジュールと3番グロープラグ間)
    • コネクターの緩みや腐食
  3. 制御モジュール(GPCM)の不具合:シリンダー3を制御する回路の故障
  4. グロープラグリレーの故障:回路への給電不能
  5. ヒューズの断線:グロープラグ電源回路内

推奨診断方法

  1. 3番グロープラグの抵抗値確認(標準値:0.1–2 Ω)。無限大の抵抗値=グロープラグ故障
  2. 配線の目視検査:シリンダー3回路の焼損、断線、腐食の有無を確認
  3. 電源テスト:マルチメーターを使用し、始動時のグロープラグ端子電圧を確認
  4. リレーとヒューズの確認:正常作動の確認
  5. GPCMモジュールのスキャン:関連故障コード(例:P138A, P138B, P138D)の有無を確認

⚠️ 重要:故障したグロープラグは制御モジュールを損傷する可能性があります。両方のテストを必ず実施してください!


修理方法

  • 3番グロープラグの交換(平均価格:2,000–8,000円/本)
  • 損傷した配線/コネクターの修復
  • GPCMモジュールまたはリレーの故障時交換

知っておくべき情報

  • 故障したグロープラグでの連続強制始動はエンジン損傷(早期磨耗、カーボン堆積)の原因となります
  • 修理後は警告灯消去のためECUのリセットを実施してください

必要な工具をお持ちでない場合は、ディーゼル専門の整備工場にご相談ください!🔧

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