プロアスリートの意外な素顔
NFLニューイングランド・ペイトリオッツのワイドレシーバー、マック・ホリンズ選手がソーシャルメディア上で注目を集めている。その理由は彼が自身のSNSアカウントを活用し、無料の機械修理ワークショップを開催しているからだ。プロスポーツ選手という華やかなイメージとは裏腹に、工具を手に汗を流す姿が多くの反響を呼んでいる。
スポーツの枠を超えた交流
ホリンズ選手は試合や練習の合間を縫って、自動車や家庭用機械の修理方法を丁寧に解説している。元々機械いじりが趣味だったという彼は「スポーツ選手である前に一人の人間。好きなことを通じて多くの人とつながりたい」と語る。投稿には修理に困っている人からの質問が数多く寄せられ、時には深夜までやり取りが続くこともあるという。
意外な共通点が見えるプロ選手たち
実はホリンズ選手のように、機械や車いじりを趣味とするプロアスリートは少なくない。メジャーリーグのアンドリュー・チェイフィン投手もその一人で、数年前にはビンテージカーのポンティアック・ファイヤーバードを購入し、リグレー・フィールド前の路上に駐車していたエピソードを持つ。これらの選手たちは、高級車よりも自分で手を入れた愛車に特別な思い入れを持っている。
デジタル時代の新しいコミュニティ形成
ホリンズ選手の取り組みは、SNSの新しい活用方法として評価されている。従来のファンサービスとは異なり、専門知識を共有することで形成されるコミュニティは、年齢や性別を超えた交流の場となっている。参加者からは「プロ選手がこんなに親身に教えてくれるとは思わなかった」「機械修理の楽しさを知ることができた」といった声が寄せられている。
この活動を通じて、アスリートとファンの関係性がより深いものへと変化している。ホリンズ選手は「これからも続けていきたい。いつかは実際に会って一緒に作業できる機会を作れれば」と今後の展望を語っている。