極稀なオープンエアー・スーパーカーが市場に登場
世界限定149台という極めて希少なマクラーレン・エルヴァが、オンラインオークションサイト「Copart」に出品され、自動車コレクター界隈で話題を集めています。この車両は軽微な事故歴を持つものの、走行可能な状態で、約200万ドル(日本円で約3億円)という高額な評価額が付けられています。落札を希望する場合、残り時間は24時間を切っており、緊迫した入札戦が繰り広げられることが予想されます。
「エルヴァ」の特異性と修復プロジェクトとしての魅力
マクラーレン・エルヴァは、同社の究極のオープンエアー・ドライビング体験を追求したモデルです。特徴的なのは、フロントガラスを標準装備せず、代わりに「アクティブ・エアロ・システム」と呼ばれる気流制御技術を採用している点です。これにより、高速走行時でも風防がなくてもキャビン内は比較的落ち着いた環境が保たれます。パワートレインには、4.0リッターV8ツインターボエンジンを搭載し、その出力は804馬力に達します。
今回出品されている車両は、前面に軽微な損傷を負っていますが、エンジンや主要なフレームに大きなダメージはないと見られています。このため、熱心なコレクターや専門的な修復工房にとっては、世界に数台しかない機会を手に入れ、完全な状態に蘇らせる「プロジェクトカー」として非常に魅力的な物件となっています。
限定生産車のオークションにおける価値動向
近年、特に限定生産のハイパーカーやスーパーカーは、その希少性から「走る資産」としての側面が強まっています。たとえ事故歴があったとしても、完全な状態に修復されれば、その価値は大幅に回復する可能性があります。マクラーレン・エルヴァのような、生産台数が極端に少なく、かつ特徴的な技術を盛り込んだモデルは、市場に出現する機会そのものが稀であるため、修復コストを上回る金額で落札されるケースも少なくありません。
このオークションの結果は、事故歴のある超希少車の市場価値を測る一つの指標として、業界関係者から注目を集めることでしょう。最終的な落札価格が、修復費用を加味してもなお元の評価額に迫るかどうかが、大きな関心事となります。