世紀の自動車コレクションが競売へ
アメリカ・アラバマ州で実業家グレッグ・ラスク氏が半世紀かけて収集した1300台の自動車コレクションが、ブロードアローとハガティ社による競売にかけられる。予備価格なしの特別オークションとして実施され、複数回に分けて開催される予定だ。
第一弾に登場する珠玉の名車たち
最初のオークションセッションでは、コレクションの中でも特に注目すべきモデルが揃う。1967年製ポルシェ911を筆頭に、各時代を代表する貴重な車両が登場する。
1967年製ポルシェ911
オリジナルの状態を良好に保つこのモデルは、初期のポルシェ911としての歴史的価値が高い。エメラルドグリーンのボディカラーが特徴的で、当時のドイツ製スポーツカーの魅力を存分に伝える一台となっている。
アメリカンクラシックの傑作
1950年代から1970年代にかけてのアメリカ車も多数含まれており、シボレー・ベルエアやフォード・サンダーバードなど、往年の名車が現存する。特に良好な保存状態のモデルは、当時のデザインと技術を今に伝える貴重な存在だ。
欧州のレアモデル
メルセデス・ベンツやBMW、ジャガーなど欧州メーカーの希少車両も目立つ。各メーカーの設計哲学を反映したこれらの車両は、自動車発展の歴史を物語る生き証人とも言える。
コレクションの特徴と歴史的価値
このコレクションの特筆すべき点は、単に車両数が多いだけでなく、各モデルが丁寧に保管され、時を経た現在でも良好な状態を保っていることだ。自動車技術の変遷を一貫して追える点で、博物館級の価値を持つコレクションと言える。