ラムブランドが新時代へ、初のSUVモデルを2028年に投入
ストランティスグループのピックアップトラックブランド、ラムが、その歴史に新たな1ページを加えようとしています。同社初のスポーツユーティリティビークル(SUV)の開発が正式に進行しており、2028年の市場投入が目標とされています。この画期的な新型車は、ブランドのラインナップをトラックからより広範な家族向け車両市場へと拡大する重要な役割を担うことになります。
伝統を受け継ぐ「ラムチャージャー」の復活
新型SUVの名称については、過去にダッジブランドで販売されていた「ラムチャージャー」の名が有力視されていましたが、ラムのCEOであるティム・クニスキス氏が、この名前を事実上確認する発言を行いました。これにより、かつての名車のDNAを継承した新型SUVが誕生する見込みが強まりました。この決定は、ブランドのアイデンティティを堅持しつつ、新たな顧客層を開拓したいという同社の戦略を反映しています。
次世代パワートレインとSTLAフレームワークへの期待
技術面では、この新型SUVがストランティスグループの最新電気自動車(EV)プラットフォーム「STLAフレームワーク」を基盤とすることが予想されます。特に大型車向けとされる「STLA Frame」の採用により、広大な室内空間と強力な航続距離が実現されるとみられています。パワートレインについては、完全電気駆動(BEV)に加え、航続距離延伸を目的としたレンジエクステンダーシステム(シリーズ式ハイブリッド)の採用も検討されており、同社の電動化技術の集大成となることが期待されます。
激化する大型SUV市場への参入
ラムチャージャーの2028年登場は、フォードブロンコやシボレーシルバラードEVなどの競合がひしめく大型SUV・電動SUV市場への本格参戦を意味します。同社はピックアップ市場で培った「耐久性」と「能力」のブランドイメージをSUVに転換し、アウトドア志向のファミリー層や、従来のラムユーザーが求める多用途車としての地位確立を目指します。今後の詳細なデザインや仕様の発表が待たれるところです。