ホンダ プレリュード GT500:650馬力のスーパーGTバージョン

投稿者:

新型ホンダ プレリュードの市販モデルが控えめに感じるなら、このスーパーGTバージョンは確実にその疑問を吹き飛ばすだろう。

レース仕様への抜本的変貌

ホンダはプレリュードGT500を発表し、2026年シーズンからシビックタイプR-GTに代わって参戦することを明らかにした。北米で販売される市販モデルが200馬力の前輪駆動であるのに対し、レーシングバージョンは650馬力を後輪に送り出す。驚くべきことに排気量は2.0リットルで共通しているが、スーパーGT仕様のエンジンは限界までチューニングされ、ハイブリッドシステムは廃止されている。

攻撃的かつ空力重視の美学

レーシングプレリュードには妥協が一切ない。ボディにはディフューザー、エアインテーク、ピラーミサイルウイングなど、考え得るほぼ全ての空力デバイスが統合されている。特に注目すべきは右ドアから直接排出されるエキゾーストで、加速時の壮観な火炎噴射が期待される。

スーパーGTにおけるホンダの新たな始まり

ホンダは今年スーパーGTで新型モデルを投入する唯一のメーカーとなる見込みで、トヨタはGRスープラを、日産はZニスモを継続使用する。両モデルは2025年シーズン現在全てのレースで勝利するなど高い競争力を示している。一方ホンダは2016年以来初の無勝利シーズンを迎える可能性がある。

間近に迫った初走行

プレリュードGT500はスポーツランドSUGOで間もなく初のテスト走行を実施予定だ。静止時点で既に過激な印象を与えるこのマシンのコース上での挙動は劇的なものとなるだろう。モータースポーツファンはこのマシンの実走行映像を心待ちにしている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です