次世代WRX STIの可能性を探るハイブリッドコンセプト
スバルがジャパンモビリティショーで披露したWRX STI Hybrideコンセプトは、同社の高性能モデルの未来像を鮮明に示しています。特徴的なワールドラリーブルーのボディカラーをまとったこのコンセプトカーは、従来のWRXシリーズとは一線を画するデザインとパワートレインを提案しています。
3モデルの融合による新型パフォーマンスマシン
このコンセプトカーは、複数の既存モデルの特徴を統合した独自のアプローチを採用しています。ハッチバックスタイルのボディデザインは、従来のセダンタイプのWRXとは異なる新しいスタイリングを提示。特に注目すべきはハイブリッドパワートレインの採用で、電気駆動と水平対向エンジンの組み合わせにより、高出力と環境性能の両立を目指しています。
熱狂的なファンへのメッセージ
従来からWRXをコンパクトセダンにこだわる熱心なファン層に対して、スバルは新しい答えを提示しようとしています。同時に発表された完全電動モデルとともに、WRX STI Hybrideコンセプトは内燃機関と電動化の調和という新たな方向性を示唆。スバルらしい走りの楽しさを維持しながら、時代の要請に応える技術革新が随所に取り入れられています。
今後の市販化への期待
現時点ではコンセプトカーという位置付けですが、このモデルが示す技術的な方向性は、将来の市販モデルに反映される可能性が高いでしょう。水平対対向エンジンと電動モーターの組み合わせ、スポーティーでありながら実用性の高いハッチバックスタイルなど、実際の市場投入に向けたヒントが数多く散りばめられています。