スティーブ・マックイーンの日常車がオークションに出品:1952年製ハドソン・ワスプ

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俳優でありスタイルアイコンのスティーブ・マックイーンは、1968年式フォード・マスタング・ファストバック・ブリットや『ル・マン』のポルシェと切っても切れない関係にある。しかし、日常の移動、買い物、空港への送迎では、彼はよくこの1952年式ハドソン・ワスプを運転していた。2006年からロサンゼルスのピーターセン博物館で展示されていたこの車は、近くRMサザビーズによってオークションにかけられる予定だ。

唯一無二の一台に対する特別なオークション

「1952年式ハドソン・ワスプ・ツインHパワー・ツードア・ブルーガム」と名付けられたこの自動車は、10月9日にペンシルベニア州ハーシーで開催されるサザビーズのオークションで販売される。オンラインや電話での入札も可能だ。ロット246として登録され、その推定落札価格は4万ドルから6万ドルの範囲で、その特別な歴史から市場価格を上回る見込みとなっている。

1950年代を象徴するアイコニックなデザイン

ハドソン・ワスプは、映画『カーズ』の「ドク・ハドソン」で有名になったハドソン・ホーネットと似た美学を共有している。1950年代特有の流線型デザインは、覆輪された後輪によって引き立てられ、巨大なバンパーが実用的で機能的な外観を与えている。一方、インテリアは、ダイニングソファのようなベンチシートを備え、時代を感じさせる魅力を放っている。

保存された時代のメカニズム

ボンネットの下には、パワードームヘッドとツインHパワーキャブレター設定を備えた直列6気筒エンジンが搭載されている。トランスミッションは、ハイドラマチックドライブで、ステアリングコラムにシフトレバーが配置されている。

歴史を秘めた本物の状態

この車は、きれいではあるものの、新品の状態からは程遠い。63,537マイル(1950年代の車としては高い走行距離)を記録しており、様々な擦り傷、錆の気泡、ひどく傷んだ屋根の塗装が見られる。この「生活感のある」状態が、スターによる日常的使用を物語る、本物ならではの個性を醸し出している。

自動車や映画史に情熱を注ぐすべての人にとって、スティーブ・マックイーンが「日曜の教会に行くために」使ったこのクラシックカーを運転することは、間違いなく忘れられない体験となるだろう。

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