P1166 HONDA 考えられる原因
- エア燃料比センサー1の故障
- エア燃料比センサー1の配線が断線または短絡している
- エア燃料比センサー1回路の電気的接続不良
HONDA P1166コードの修理方法
まず上記の「考えられる原因」を確認してください。該当するケーブルハーネスとコネクターを目視検査します。損傷した部品や、コネクターピンの破損、曲がり、押し込み、腐食がないか調べてください。
技術メモ
コードが検出される条件
A/Fセンサー(センサー1)ヒーターに電源が供給されている状態で、素子が活性化されていないか、エンジン制御モジュール(ECM)端子の電圧が所定の時間以上、設定値以下である場合、不具合が検出されコードが記録されます。
考えられる症状
- エンジン警告灯の点灯(または間もなく点灯する予告)
P1166 HONDA 意味
エア燃料比(A/F)センサー1は排気システムに設置され、排気ガス中の酸素濃度を検出します。A/Fセンサーは出力電圧をエンジン制御モジュール(ECM)に送信します。センサー素子用のヒーターがA/Fセンサー(センサー1)に内蔵されています。ヒーターは活性化され、ヒーターに流れる電流を制御することでセンサーを加熱し、酸素濃度の検出を安定化・高速化します。拡散層を通して供給される酸素量が制限されるため、素子電極に印加される電圧が特定の範囲に達すると電流の増加が安定します。この電流値は排気ガス中の酸素濃度に比例するため、電流値を測定することで空燃比を検出します。ECMは設定された目標空燃比と検出された空燃比を比較し、燃料噴射量の調整を制御します。
A/Fセンサー(センサー1)の電圧が低い場合、空燃比はリーン(希薄)であり、ECMはA/Fフィードバック制御を使用してリッチ(濃い)制御指令を出します。A/Fセンサー(センサー1)の電圧が高い場合、空燃比はリッチ(濃い)であり、ECMはA/Fフィードバック制御を使用してリーン(希薄)制御指令を出します。