P1163 ACURA 考えられる原因
- エア燃料比センサー1の故障
- エア燃料比センサー1の配線が断線または短絡している
- エア燃料比センサー1回路の電気的接続不良
ACURA P1163コードの修理方法
まず上記の「考えられる原因」を確認してください。該当する配線ハーネスとコネクターを目視検査します。損傷した部品を探し、コネクターピンの破損、曲がり、押し込み、腐食がないか調べてください。
コードが検出される条件
A/Fセンサーヒーター(センサー1)に電源が供給されている際に、ヒーターが作動しないか、エンジン制御モジュール(ECM)端子の電圧が設定値以下で一定時間以上継続した場合、不具合が検出されコードが記録されます。
考えられる症状
- エンジン警告灯の点灯(または間もなく点灯する旨の警告表示)
P1163 ACURA 意味
エア燃料比センサー(A/Fセンサー)1は排気システムに設置され、排気ガス中の酸素濃度を検出します。A/Fセンサーは出力電圧をエンジン制御モジュール(ECM)に送信します。センサー素子用のヒーターがA/Fセンサー(センサー1)に内蔵されており、ヒーター電流を制御することで素子を加熱し、酸素濃度検出の安定化と高速化を図っています。拡散層を通る酸素量が制限されると、素子電極印加電圧が特定範囲に達した時点で電流増加が安定します。この電流値は排気ガス中の酸素濃度に比例するため、電流測定により空燃比を検出します。ECMは設定目標空燃比と検出空燃比を比較し、燃料噴射量を制御します。
A/Fセンサー(センサー1)電圧が低い場合は空燃比がリーン状態であり、ECMはA/Fフィードバック制御によりリッチ指令を出力します。A/Fセンサー(センサー1)電圧が高い場合は空燃比がリッチ状態であり、ECMはA/Fフィードバック制御によりリーン指令を出力します。