P1124 日産 – スロットル制御モーターリレー短絡

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📌 P1124コードの意味

P1124コードは、日産車において、スロットル制御モータリレー(別名:Throttle Control Motor Relay)が固着している(開いたまま、または閉じたままの状態)ことを示します。これにより、ECM(エンジン制御モジュール)が電子スロットル制御(ETC)システム内でスロットルバルブの開度を正しく制御できなくなります。

つまり、ECMがスロットルモータの制御を失い、エンジンの異常な挙動やリミテッドモード(性能低下モード)への移行を引き起こす可能性があります。


⚠️ 考えられる症状

  • エンジン警告灯(MIL)点灯

  • 🚫 加速が遅い、またはできない

  • ⚠️ セーフティモード作動(速度制限)

  • 🛠️ アイドリング不安定

  • 🚨 アクセルペダルの応答異常


🛠️ 考えられる原因

  1. スロットル制御モータリレーの故障 – 主な原因となる部品です。

  2. 配線の断線または短絡 – リレーとECM間のケーブルの切断、摩擦、溶損。

  3. 電気接続不良または腐食 – コネクタの緩みや酸化。

  4. ECMの不具合(稀) – リレーが正常でも作動/制御されない場合、ECMに問題がある可能性があります。


日産 P1124コードの修理方法

🔧 ステップ1: 目視検査

  • スロットル制御モータリレーの場所を確認(エンジンルーム内のリレー/ヒューズボックス内にあることが多い)。

  • 関連する配線とコネクタを点検:

    • 切断、溶損、被覆剥き出しのないこと。

    • コネクタピンが清潔で、曲がっておらず腐食していないこと。

🔄 ステップ2: リレーのテスト

  • 問題が解消するか確認するため、同じ品番のリレーと一時的に交換する。

  • または、マルチメータでリレーをテスト:

    • 制御端子(コイル)間の導通を確認。

    • 制御端子に12Vを印加し、リレーが「カチッ」と音を立てるか(閉じるか)を確認。

⚡ ステップ3: 電源供給の確認

  • イグニッションをONにし、リレーの出力端子からECMへ12Vが供給されているか確認。

  • リレーが機械的に作動しても制御されない場合、ECMまたはイグニッションセンサーの故障が疑われる。

🧪 ステップ4: コードの消去

  • OBD-II診断ツールでP1124コードを消去。

  • エンジンを再始動し、加速をテスト

  • コードが再表示された場合は、リレーや配線を詳細に点検。


💡 アドバイス

このコードは車両を運転不能または非常に制限された状態にする可能性があります。迅速な対応が重要です。リレーは安価で、配線に目立った異常が見つからない場合、最初に交換すべき部品です。

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