P1120 ランドローバー 考えられる原因
- アクセルペダル位置センサー（APP）の故障
- APPセンサー配線の断線または短絡
- APPセンサー回路の電気的接続不良
コードP1120 ランドローバーの修理方法
まず上記の「考えられる原因」を確認してください。該当する配線ハーネスとコネクターを目視点検します。損傷した部品をチェックし、コネクターピンの破損、曲がり、押し込み、腐食を探してください。
考えられる症状
エンジン警告灯の点灯（または間もなく点灯するエンジン警告灯）
アクセルの応答なし
P1120 ランドローバーの意味
アクセルペダル位置センサー（APP）は、アクセルペダルに組み込まれたプラスチックケーシング内にあります。ケーシングは射出成形されており、APPセンサーの取り付け位置を提供します。センサーはケーシングの外側に取り付けられ、2本のトルクスネジで固定されています。センサーの外部ボディには6ピンのコネクターがあり、車両の配線ハーネスからのコネクターを受け入れます。
センサーにはケーシング内に突き出た回転軸があり、ペダル機構の支点を提供します。回転軸にはスリットがあり、センサーのポテンショメーターに取り付けられたピンが約90度回転できるようになっており、これがペダルの動きに関連しています。ペダルはリンク機構を介してドラムに接続されており、このドラムがセンサーのピンと噛み合い、ペダルの直線運動をドラムの回転運動に変換します。ドラムは2本の鋼製ケーブルに接続されています。ケーブルは、ケーシングの反対側の端に固定された2本の張力スプリングに固定されています。これらのスプリングはペダル動作に「感触」を与え、ケーブル式アクセルと同様の運転者の操作力を必要とします。オーバーライド機構はケーシングの前端に位置し、ドラム上のボールによって作動します。アクセルペダルがほぼ最大まで動くと、ボールがオーバーライド機構に接触します。機構内のスプリングが圧縮され、ペダルが全開に達したときに、運転者にキックダウンスイッチを踏んだような感覚を与えます。
APPセンサーは2つのポテンショメータートラックを備えており、それぞれがECMから5Vの入力電圧を受け取ります。トラック1は、ペダルが静止時に0.5V、100％全開時に2.0Vの出力を提供します。トラック2は、ペダルが静止時に0.5V、100％全開時に4.5Vの出力を提供します。これら2つのトラックからの信号は、ECMによってエンジン運転のための燃料供給を決定するために使用され、また、ECMおよびEAT ECUによってオートマチックトランスミッションのキックダウン要求を開始するためにも使用されます。
ECMは各ポテンショメータートラックの出力を監視し、アクセルペダルの位置、変化率、および動きの方向を判断できます。「スロットル閉」位置信号は、ECMによってアイドリング制御を開始するため、および燃料カットオフを中断するために使用されます。