日産 P1102 考えられる原因
- エアフローメーターの故障
- エアフローメーターの汚れ
- エアクリーナーエレメントの汚れ
- エアフローメーター回路の断線または短絡
- エアフローメーター回路の接触不良
吸気系統の空気漏れ
日産 P1102 診断コードの修理方法
まず上記の「考えられる原因」を確認してください。関連する配線ハーネスとコネクターを目視点検します。損傷した部品をチェックし、コネクタピンの破損、曲がり、抜け、腐食がないか調べてください。
コードの意味
エアフローメーターを交換する前に、エアクリーナーエレメントの交換と、低圧圧縮空気または専用クリーナーを用いたエアフローメーターの清掃を試みてください。診断コードをリセットし、車両を走行させます。コードが再表示される場合は、エアフローメーターの交換が必要となる可能性があります。
検出条件
エンジン作動中、センサー電圧が常に約1.0Vを示す状態。
考えられる症状
- チェックエンジン灯の点灯（または間もなく点灯する警告）
- エンジンの失火・停止
- エンジンの不調・不具合
- 燃料消費量の増加
- 排気煙の増加
日産 P1102 コードの詳細
エアフローメーター（MAF）は吸入空気流内に設置されています。吸入空気全体の一部を測定することで吸入量を計測します。エンジン制御モジュール（ECM）から供給される電流で動作するヒットフィルム方式を採用しています。
ヒットフィルムの温度はECMによって一定に保たれます。吸入空気がフィルム周囲を流れることで、ヒットフィルムから熱が奪われます。空気流量が増加するほど熱損失が大きくなります。このため、空気流量が増加するとECMはヒットフィルムの温度を維持するためにより多くの電流を供給する必要があります。ECMはこの電流変化を検出することで空気流量を認識します。