シフトソレノイドは、ECUによって使用され、加圧された油圧流体(別名トランスミッションフルード)をクラッチやギアなどの様々な部品を動かすために用いられます。シフトソレノイドA制御回路から異常に高い電圧の信号が検出された場合、DTC P0974が記録されます。
コードの深刻度は?
診断コードP0974は、発生し得るOBD2コードの中で最も深刻なものの一つです。シフトソレノイドが故障すると、シフトが困難になることや、完全にシフトができなくなるなど、運転に様々な問題が生じる可能性があります。
症状
P0974の症状には以下が含まれます:
- シフトが一般的に困難
- トランスミッションがギアに入らない
原因
- トランスミッションフルードの不足または汚れ
- 損傷したコネクタ/配線
- 故障したシフトソレノイド
診断方法
OBDII故障コードP0974の診断を始める最良の方法は、まずトランスミッションフルードのレベルと状態を確認することです。問題がなければ、配線とコネクタに損傷や腐食の兆候がないか確認する必要があります。その後、バルブボディを検査します。
修理方法
- トランスミッションのメンテナンス
- 損傷した配線/コネクタの交換または修理
- シフトソレノイドの交換
関連コード
P0972 – シフトソレノイド「A」制御回路の範囲/性能不良
P0973 – シフトソレノイド「A」制御回路の電圧低下